自分では気が付かなかったのに、他人から言われたとたんにコンプレックスになってしまうというのはよくあるケースなんですよね。
「私は身体の肩幅が広いことがコンプレックスで本当に悩みです。」という方にお話を聞いてみました。
最初は自分では気付かなかったコンプレックス
私は、人からはコンプレックスがなさそうに見えるようなのですが、実はあります。
体のコンプレックスなのですが、通常の女性よりも、肩幅が広いことです。
肩幅が広くて、なぜ悩むのかと思われるかもしれませんが、男性とほぼかわらない肩幅をしているからです。
自分では、最初はわからなかったのですが、友人や知人から、「顔小さいよね」「肩がモデルみたいでかっこいいよね」など、言われることが多かったのです。
小学生の頃に肩幅が他の人より広いと感じてしまった
当時は、小学生の頃だったと思いますので(小学生6年生の時で、すでに身長が164cmありました)、それを素直に受け取っていたのですが、大人になって友人や知人などと写真を撮る機会が増えてから、私は肩幅がかなり広いのだと知らされました。
憧れの先輩よりも肩幅が広くて大きなショックを受けました。
肩幅が広くて傷付いたことがあるのですが、学生の頃に憧れだった先輩よりも、私の方が肩幅が広かったことです。
なぜ気付いたかと言うと、一緒に写真を撮ってもらえる機会があって、女性としてとても緊張しながら写真を撮ってもらったのですが、後日出来上がった写真を見てみると、先輩の横には、がっしりとした肩幅の自分が写っていましたので、とてもショックを受けました。
先輩と並ぶ自分のイメージが違っていた…
先輩の方は、特に気にしている風ではなかったのですが、先輩と並ぶ私がイメージしていた自分(お恥ずかしながら、もう少し華奢な方かと思っておりました。)と、かなり違っていましたので、とてもショックを受けました。
先輩は部活でバスケットをしており、比較的がっしりとしている方でしたので、本当に心が折れました。
でも、なぜか肩幅が広いことを、誰も悪く言ってきませんでした。
そのような大きなショックを受けたものの、落ち着いて考えてみれば、先にも書きましたが、先輩も友人も誰も、私の肩幅について悪く言ってくる人がいないことに、気付かされました。
何回か小学生の頃に、「ハンガー」と言われたことがありますが、よくよく考えてみればそれだけで、後は特に何も言われずに来ていたのです。
ある日、地下鉄に乗っている時に、窓に映っている自分を見たことがあるのですが、お隣に座っていたご婦人と、肩幅を比べてしまっていたことがありました。
自分の肩幅は、本当に広く、「恥ずかしいな」と思っていたのですが、そのご婦人の表情は、とても穏やかに微笑まれておりましたので、自分の考え過ぎかな、気にし過ぎかなと思うようになりました。
コンプレックスは自分が気にし過ぎないことが大切
そのご婦人とのことがあってから、少しずつ自分のコンプレックスを、あまり気にしないようになりました。
もう年齢的にアラフォー世代ですので、体のコンプレックスについて言ってくる人は、もちろんいませんが、やはり一番は、自分で気にし過ぎないことかなと思いました。
自分のコンプレックスを、周りがとやかく言っていないのに、気にしていると、その時間がとてももったいないですし、何より自分で自分の(心の)成長を、邪魔してしまっているような気がします。
まだ、少しは気にしているところがあるとは思いますが、肩幅が広くたっていいじゃない、かっこいいじゃない、といつか心の底から思える日が来たら、あの憧れだった先輩との思い出も、良い思い出に変わってくるのではないかなと思っております。