恋愛結婚レシピ

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数多くの結婚式を見てきた私が思うこと。結婚式は誰のため?


結婚式

あなたは結婚式をしたいですか?それとも結婚式をしたくないですか?
今回は「数多くの結婚式を見てきた私が思うこと。結婚式は誰のため?」というタイトルでインタービューに答えて頂きました。

幸せな結婚式。しかしその裏側にはとてつもない苦労がある

私は29歳の女性で会社員をしています。以前はホテルの宴会部門で働いていました。そこでは毎週多くのカップルが結婚式を挙げています。高砂に座って幸せそうに笑う2人。そしてそれを笑顔で祝福する友人や家族。結婚式の間中、その空間は人々の笑い声で溢れています。私はそれを見ていて、初めは幸せそうだなと思っていました。しかし時が経つにつれ、その華やかな舞台の裏側ではとてつもない苦労があるとしりました。その時に思ったのです。結婚式は誰のためにやるのだろうと。

結婚式はしなければいけないイベント!?

結婚式をする理由は何でしょうか。私は「結婚する時にしなければいけないイベント」という程度の認識でした。けれど結婚式を挙げた友人に尋ねたら「友だちや家族に結婚の報告をするため」だとか「自分の幸せな姿をみんなに見てもらいたい」だとか、そんな理由で式を挙げていました。私は正直理解できませんでした。なんだか人に自慢しているような、見せびらかしているだけのような、そんな気がしてしまったのです。

人前に立つのが苦手な人には苦痛の結婚式

また、実際多くの結婚式を見て、「まるで晒し者だ」と思ったことも少なくありません。一段高い高砂に置かれてみんなに持て囃されるのは気持ちいいものなのかもしれませんが、消極的な性格だったり、人前に立つのが苦手なのであろう人には苦痛でしかなさそうでした。かくいう私も人前に立つのが苦手な人間です。だからこそ、そのように感じてしまったのだと思いますが、両家の家族や友だち、会社の人間たちに仰々しく紹介されて、明るいライトに照らされている間中ずっと幸せそうな顔をしていなければならないのはどれほどの苦痛でしょう。そして出席者の前で指輪の交換や誓いのキス、三々九度の杯、ケーキ入刀、ファーストバイト、キャンドルサービス、両親への感謝を込めた手紙の朗読、花束贈呈、締めの挨拶などを次々と行わなければなりません。常に緊張しっぱなし。

結婚式は時間とお金がかかり過ぎるイベント

お金
折角のおめでたいイベントなのに、心休まる暇などありません。しかもそこに至るまでに3ヶ月以上も時間をかけて会場や招待状、食事などの準備をしないといけないのです。これだけで過労を起こしてしまいそうな気がします。そんな姿を間近で見てしまうと、とてもではありませんが結婚式を挙げようという気にはなれませんでした。それになにより、費用がかかりすぎるのです。安く抑えても会場費や食事代で100万円ほどかかる結婚式。そんなにもお金をかけてまでみんなの前で晒し者になりたいでしょうか。私はご免です。

結婚式にお金をかけて晒し者になるくらいなら挙げない

以上の理由から、私は結婚式を挙げたいとは思いません。多額のお金をかけてみんなの前で晒し者になるよりなら、そのお金でもっと2人の生活を豊かにするものを購入したいと考えます。けれど記念にドレス姿の写真くらいは残しておきたいと思いますので、スタジオで写真撮影をするだけの結婚式なら挙げたいと思います。その間くらいなら、幸せそうに笑っていられるでしょうから。