結婚をして幸せという人と結婚は墓場だなんていう人がいます。結婚をしてあなたは今、幸せですか？
今回は「全てを受け止めてくれた夫に感謝の気持ちでいっぱい」というタイトルでインタービューに答えて頂きました。
わたしが病気と知りながら結婚してくれた夫
私は1年半前に結婚し、専業主婦をしています。現在30歳でお腹に命が宿っています。
しかし、夫との結婚生活は安定する時間は今までほぼ、ありませんでした。
それは私の心の病が原因です。私は18歳の頃からうつ病を発症し、12年間、苦しみ続けました。
夫と交際していた期間もうつ病は改善することなく、夫を困らせる行動ばかりしていました。
そんな私を夫は嫁にしたいと言ってくれ、結婚することが決まりました。
夫と初めての二人暮らし。寂しさに襲われ薬を服用する毎日
結婚が決まった時は幸せと強く感じることが出来ましたが、その感情もすぐに消えていきました。
新婚生活は私の病気により、簡単に崩れていきました。
夫とは同棲をしていなかったので結婚して夫との二人暮らしに戸惑いを感じていました。
私は結婚する前は実家にお世話になっていて病気のこともあって常に誰かが傍にいてくれる状態で生活していました。
しかし、二人暮らしで夫は仕事に行くので家に独りきりの空間が多くなってしまい、不安や寂しさに襲われるようになりました。
病気を患ってから人間関係を築くことが怖かった為、友人などはいなかったので相談できる状況ではありません。
寂しさを紛らわす為に服用していた抗うつ剤や睡眠薬を昼間から飲んでいました。
その行動に気付いた夫は怒ることなく、「寂しくなったらメールして。出来るだけ返すから」と言ってくれました。
夫は工場勤務だった為、ケータイは常にポケットに常備してくれるようになりました。
自殺未遂。夫は仕事を休職することに…
それでも私の心は落ち着くことなく、自分の存在が夫の人生の邪魔をしていると感じ始め、薬を大量に飲み自殺未遂をしてしまいました。
それが原因で夫は1年間、休職をすることになりました。
「これでもう寂しくないだろ？落ち着くまで傍にいるから」と夫はいつも優しく笑ってくれました。
夫のプライドや地位を全て壊した気がして申し訳なかったのですが正直嬉しく感じました。
休職している間に少しでもうつ病を改善していきたいと強く思いました。
それからの生活は夫は常に傍にいてくれて、色々な所に行きました。
うつ病になってから景色が美しいなど感じなかったはずなのに夫と見る景色はとても素晴らしかったです。
薬の数も夫の指示で徐々に減らしていきました。本来、医師に従って薬は判断しなければならないのですが医師よりも夫の言葉の方が信用できたので、夫の指示通りに行動しました。
神様からのプレゼント。赤ちゃんを妊娠して出産を決意！
休職から8か月、15錠飲んでいた薬の量は2錠にまで減らすことができました。
うつ病の症状も滅多に出なくなり、私の心は落ち着いていました。
そして11か月後に入る頃、私は妊娠していました。薬も完全に止めれていたので医師と相談し、出産することを決意しました。
病気がある限り、私には赤ちゃんなど産むことはできないだろうと考えていたので信じられない真実でした。
夫に報告すると私を強く抱きしめ、「よく頑張ったから神様からのプレゼントが届いたんだよ」と涙を流し、喜んでくれました。
夫への感謝。今度は私が家族を支える存在に
現在、夫は仕事に戻り、私は家事をしています。
以前のような寂しさや不安はなくなりました。お腹の赤ちゃんの為にも強くなりたいと感じる日々です。
結婚して沢山、夫に迷惑をかけてきました。
どんな時でも私の全てを受け止めてくれた夫に対し、感謝しても足りない位です。
私は最高の人と結婚できたのだと実感しています。
夫と結婚した私はきっと、世界一の幸せ者だと思います。
今度は私が家族を支えれる存在になりたいと思っています。
